皆さんこんにちは、こんばんは、松原です。
年の瀬ですね。
この一年を振り返ってみると、当院は診療スタイルの確立が出来た一方で、取り組むべき課題も見えてくる一年でした。
来年がどのような年になるかわかりませんが、今まで通り『普通の事を普通にする』を軸にして、当院の課題を改善できる仕組みを考えていこうと思います。
まず当院を受診する上でお願いしたい事や、診療のQ&Aをホームページに作るつもりです。
診療で全ての方に満足してもらい、不満を感じさせないのは不可能で、逆に不快な思いをさせてしまう事もありました。その都度、私は数日考え込んでしまいます。
だからこそ、当院の方針や考え方を予め知ってもらう事の必要性があるのかなと、感じています。
もう一つは、大腸カメラが一ヶ月待ちに近い状況が続いており、これを解決するための体制変更を考えています。
おそらく春頃には、これらの対応が出来ると思います。
ちなみに、以下が今年の主な検査実績です。
胃カメラ(内視鏡手術含む) 630件
大腸カメラ(内視鏡手術含む) 324件
エコー検査 129件
昨年から内視鏡検査が倍増し、現状の体制ではほぼピークに近づきつつあります。地域でのご用命が増え嬉しい限りです。より一層励みますが、丁寧に検査をする分、時間はそれなりに掛かるスタンスは無くさないつもりです。せっかく準備してもらって検査するのに、流れ作業では失礼になるので‥。体制変更できるのかな‥。
さて話は変わりますが、ここからはいつもの与太話ですので、お暇な人だけお付き合い下さい。
個人的には、この二年間はおかしな事が多すぎると感じました。科学の信頼性が薄れ、見渡せば社会の分断が進み、世の中は混沌としてしまったと思います。自由に言葉も発信できない風潮を感じ、ブログを書く気力も、正直起きません。
情報が『情けに報いる』ものであるならば、私達もただ受け身でいる事なく、自ら調べ、自分で考え、判断しなければ、報いてもらえないのかもしれません。与えられる事や目の前にある事が、全て正しいとは限らない気がします。
今では様々な意見や報告が世界中から出ています。立派なエビデンスや権威ばかり盲信しなければ、小さな声も耳に入ります。
科学は疑う事から始まり、宗教は信じるものです。信じることはとても大切ですが、信じるとしても、必要な手順はあると思うのです。
このような二年を経験すると、持つべきものは信念であり、その信念をもとに行動することの大切さを感じます。行動には、家族や友人、他者への慈しみや寛容さが求められるのは、言うまでもありません(同調圧力はその正反対です)。
グダグダと長くなりましたが、来年こそ、この閉塞感が無くなる事を願っています。
一人一人が自分で調べ、納得して判断し、慈しみと寛容さを持って関わり合うことが出来れば、自分達を取り巻く範囲の環境は、それほど変わっていないと信じます。
そう言う私自身が、まだまだ未熟であるというのがオチです。自戒して前に進みます。
それでは皆さん、どうぞ良いお年を。
今年も一年、ありがとうございました。