こんにちは、松原です。

年末年始は目が回るほど多忙で(私はめまい持ちなので、実際に回ります)、今年初の投稿が遅れてしまいました。
本年も宜しくお願い致します。

新型コロナ関連の報道が今年も猛威を振るっていますが、今年は感想を述べるのはメディアにお任せしようと思います。情報の取捨選択権は、私達に委ねられています。
日常は変わらず私達の目の前にあり、学業や仕事、生活をしていかなければなりませんので、他者への思いやりを忘れず、自らの頭で考える事を怠らず、慎重に柔軟に行動していくしかないのでしょう。過剰な不安に飲み込まれてしまうのは、避けたいものです。

さて本日のタイトルですが、これは何も新型コロナ猛勢の中で外出しましょう、と言う話ではありません。

当院も2年目を迎え、健診で高血圧やコレステロールなどを指摘された、生活習慣病で受診される方が増えてきました。
私と同世代の方も多く、お話を聞くと、以下の内容が多く聞かれます。

・昔は痩せていたのに、この数年で太ってしまった。
・運動する気はあるのだけど、コロナ禍でジムもちょっと‥
・春になったら運動したい。

わかります。

当院では、よほど必要性がない限りすぐに薬は出さず、特に若い方には生活の見直しした上で、再検査を勧めています。データが良くなれば、モチベーションを上げて更に改善を目指していく、というモデルです。
今後10年先の自分を考えれば、身体の仕切り直しをするのは悪いことではありません。

基本は食事と運動、それに伴う減量を目指しますが、やはり運動は働き盛りの世代には難しい事が多いです。

そもそも、運動で痩せよう、と言うのは実は結構難しい事が多いです。
ジムのマシンで走った事がある方はお分かりでしょうが、30分走っても、強度によりますが大体おにぎり一つ‥というのが現実です。
運動が重要なファクターである事に疑いはありません。問題は、そのための時間を割く事が出来ない場合、どうやって生活に運動を取り込むかだと思います。

私は常々『活動を増やす』事をお勧めています。

地下鉄通勤ならば、一駅前で乗り降りして、一駅分早足で歩く。
マンションに住んでいるなら、帰宅時は階段を登る。
一軒家なら雪かきをこまめにする。
家事を手伝う。子供と遊ぶ。

日常の中で、体を動かすチャンスは無限に広がっています。知恵と工夫で、カロリー消費は日常で増やす事ができます。活動を増やすと、家族や同僚に感謝される事すらあります。

ルックスの改善ではなく、行動の変容でモテてしまうかもしれません。

生活習慣病は名前通り、生活習慣を見直す事で改善が望めます。

2021年、鬱々とする世の中にブレない、健全な精神と強靭な肉体を手に入れたいものです。