皆さんこんにちは、こんばんは。
松原です。
今年も年の瀬になりました。

この一年、実はなかなか大変な年でした。
特に前半は人事労務に追われ、通常外来を継続するために、綱渡のような日々を送ってました。
それでも、当院の維持継続に力を尽くしてくれたスタッフ達や友人のお陰で持ち堪え、何とか一年を締めくくる事が出来ました。あらためて、とても感謝しています。

来年も当院のあり方は変えるつもりはありませんが、地域のクリニックとしての意味を、今一度考えてみたいと思っています。
定期的に通われている方、困った時に当院を第一に頼ってくれる方、その方々からのご紹介‥、自分が地域でクリニックを続けていく上で、ご縁のある方々との関わりを、より強く感じるようになった一年でした。
私自身がまだまだ未熟なため、どのようなご要望にも応えられるわけではなく、ご不便をかけてしまう事もありますが、ご縁を結べる方々と、深い繋がりが持てるクリニック作りを来年の目標にしていきます。

恒例になっている今年のレビューですが、
上部内視鏡検査(処置含む)  723件
下部内視鏡検査(処置含む) 350件
合計  1073件
エコー検査  122件
と、ほぼ横ばいでした。
通常外来を行いながらなので、検査の質を維持するためにも、これより増えるのは難しいと今は思っています。来年も出来る範囲の数を、丁寧に続けていきたいと思います。

さてここからは雑談です。どう表現すべきか、今年はとても難しいです。

2023年は多くの事が明るみに出てきた一年だと思っています。個別に挙げるときりがないので差し控えますが、メディアを100%鵜呑みにする事は、もう誰もが難しくなったと思います。おそらく、2024年はこの流れがより強まるのでしょう。
私たちに出来る対策としては、大規模な扇動には疑いの目を持つ事が不可欠であり、派手な目眩しが起きた時は、その裏で実際に起きている事を調べ、注視すべきでしょう。民意無視の実質強制任意には、不参加もひとつの選択肢だと思います。
いつの時代も、正誤関係なく見聞きする切り口ひとつで、白は黒に、黒も白になりえます。不安を煽られ、私たち自身が同調圧力を強めてしまい、一片の切り口を自分達への強制力に変えてしまった事こそ、コロナ禍から学ぶべきと思っています。

暗い滑り出しですが、一番言いたかった事は、今年は結構良い方向に変わったな、と感じた事です。
気付く、思い直す、あらためる。
と言う機会が、誰にとっても明らかになった‥という事です。一度その機会を得ると、二度と同じことはしたくないと思うはずです。それこそが、社会的な免疫獲得と考えています。
一方で振り返りをせずに、あの時は正しかったという論調がこれから横行するかもしれません。ですが、おかしい事がずっとそのまま‥とは到底思えないので、私達庶民は扇動による不安に流されず、義理と人情を忘れずに、身の回りのご縁を大切にする日常を過ごしたいですね。


最後になりますが、2024年が皆さんにも私たちにも、良い年になるよう願っています。

ちなみに、同期の友人に開院時から発注している年越しの門松が、今年は復活しました。これがあると、一年無事終えた気持ちになります。


今年も一年間、ありがとうございました。