皆さん、あけましておめでとうございます。
松原です。
新年のご挨拶に変えて、少し長いお話をさせて頂きます。
まずご連絡として。
当院は、発熱風邪症状の方を、これからもお受け致します。
内科医もとい医師として、やらなければならないという私個人の信念です。
発熱患者を受け入れるというのが当初からの趣旨であり、PCR検査は症状やご希望に沿って保健所にご紹介する体制ですので、何卒ご了承下さい。
またホームページにあるように、当院では予約をされた方が診療がスムーズです。発熱風邪症状の場合は、現状では必ずお願い致します。
ただし予約なしでお待ち頂いても、現状では二時間三時間待つ事はあり得ません。その日の予約が全ていっぱいと言うことも、殆どありませんので、ご安心下さい。
さて本題ですが、今まさに12歳未満の子供の接種が検討されています。
慎重意見無視の決定事項のようですが、皆さんは1月8日の、道新の意見広告はお読みになりましたでしょうか。
厚労省のデータを交え、わかりやすく説明してくれていました。北海道新聞社は、広く意見を取り入れ、私たちが考えるための選択肢を提供して下さったと思います。せっかく北海道に住んでいるのですから、この意見広告は大切に読んでほしいと思います。
ご両親は、この記事の内容について、ご自分の小さなお子さんの将来を考えた上で、ご検討下さい。
テレビに出ている専門家の、『利他目的』という持論を、子供を持つ親は『はい、そうですね』と受け入れられるでしょうか。
差し出がましく、きつい言葉になってしまいますが、これは子供の決定ではなく、親の責任で決める事です。たとえ文言通り少ないと仮定しても、将来に関わる重篤な副作用は報告されており、厚労省でも心筋炎が認められています。
報告だけを見ても、健康で小さな子供自身にとっては、メリットよりリスクの方が大き過ぎるのではないでしょうか。
ちなみに、厚労省のホームページ通り、同調圧力は許されませんので、北海道の学校関係者各位は何卒ご留意下さい。
積もり積もった疑問が限界になり、この半年間で毎日3本以上、合計500以上の新規関連文献を読み漁った上での、あくまでも現状の私見です。今も毎日読み続けていますが、日々調べるにつれ憂鬱になります。
未知の重大な問題なので、自分で調べて勉強し続けないと、対応できないと思ってきました。
権威の鵜呑みは、往々にして小さな声を軽視します。しかし最近では、その小さな声が雪だるま式に大きくなってきています。多くの人が、世界中で声を上げています。手放しで礼賛できる状況ではないと感じるのです。
今はもう、どんなに煽られても虚しく響く気がして、一元的な考え方だった時期とは潮目が変わってきていると思います。初期の頃は未知であったとしても、今ならリスク・ベネフィットを考えて行動や対応を検討する、十分なデータや文献があると思うのですが‥。
いつになくシリアスになってしまいましたが、ご判断する上で大事な事だと思い、今どうしても話しておきたかった内容でした。ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
当院はこの二年間姿勢を変えておらず、医療機関として、このままでありたいと思います。当院の方針の大筋は、今の私の解答とほぼ一致しています。今年も変わらず、地域医療の一端を担えれば幸甚です。
一方、安全性や診療の質を落とさないために、体制変更をする可能性もあり、ご迷惑をおかけするかもしれません。少数のスタッフで日々精一杯やりますので、何卒ご了承下さい。
微力ゆえ日々精進いたしますので、今年も何卒宜しくお願い致します。