こんにちは、松原です。

バタバタしていて、もうすぐ8月も終わりです。よもやま話をしないうちに、終わってしまいます。
何か書け!という声が聞こえてきましたが、本当に雑談しかできません。
興味がなければスルーして下さい。

題材は『ウォーキング・デッド』です。

海外ドラマの、ゾンビの、あれです。

 

春先から見始め、つい先日全シーズンを完走しました。
ゾンビ映画と比べて、ホラーと言っても背筋が凍るような作りにはなっておらず(毎回そうなら、ドラマとして見続けられないです)、ゾンビの世界の人間模様がメインストリームでした。

最初はおどろおどろしいゾンビですが、コツを掴んでしまえば、相手が少数であれば誰でも対処出来る様になります。
寧ろ崩壊した世界を舞台に、人間同士の争いの方が深刻に映されています。
エゴと言えばエゴ、欲といえば欲、見方によっては各人の正義がぶつかり合い、争いが絶えません。
(数次第ですが)ゾンビよりも人間の方が怖いと、登場人物達も口を揃えます。

これ、何かに似ているなと、途中から思いました。
怒られてしまうかもしれませんが、

・恐怖の対象として:ゾンビ→コロナウイルス
・置かれた環境として:崩壊した世界→withコロナの世界

程度の差はありますが、置き換えてみると、非常事態の人間のあり方としては、類するものがあるような気がしてなりません。

自粛警察、帰省警察、感染者への誹謗中傷‥人々が傷つけ合う様を題材に、ワイドショーやネットニュースではいつも話題沸騰ですが、背景にあるのは得体の知れないウイルスへの恐れであり、一概に賛否できるものではないと思います。問題は、誰もがかかるウイルスなのはわかっているのに、人々が相互に思いやる優しさを奪われてしまうほど、余裕がなくなっている事です。本来は団結して取り組む有事であるにも関わらず、逆に不安や対立を煽る環境にすらなっています。
ドラマで描かれる、各々の正義がぶつかり合う状況が、非常事態における人間のあり方として、withコロナの世界と共通する部分が多いように思いました。

半年以上続き、今後も簡単には終息しない状況でも、己の正義だけに捉われず、他人への思いやりを持つ余裕ができれば乗り越えていけるでしょうし、withコロナ前よりも精神的に成熟した社会を作れるチャンスがあるように思います。不安や対立を煽るのではなく、助け合う、支え合う環境になって欲しいです。
そう言う私自身も、まだまだ余裕を持つための精神的ゆとりに乏しく、日々自分を見つめ直さねばと感じています。

本物の雑談になりましたが、ここまで読んで頂いた方に感謝いたします。

 

もうすぐ一周年です。

行政や世論がどうであれ、とりあえずこの冬も、当院はスタンスを変えず診療を続けていきます。

皆様のご理解とご協力をお願いいたします。



次回のよもやま話は、Reviewで逃げるつもりです!