目指すのは「また受けてもいい胃カメラ」
胃カメラは苦しい、痛い、というイメージから、検査を遠ざけてしまう方も多いと思います。
正直なところ、これを書いている院長も嘔吐反射が強く、口からでは自信がありません。
のどの奥にスコープが入ると、「おえっ!」となってしまいます。
口からの胃カメラだと、舌の付け根の反射部位にスコープが常時当たってしまう事から、反射の強い方にはとてもつらい経験になってしまいます。
反射を抑える、軽減する方法として経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)を推奨しており、鼻からの挿入であれば、のどの奥の反射を起こす部分を避けられるため、かなり苦痛は軽減されます。当院では5mm前後の細いカメラを使用し、技術としても喉の刺激を最小限に抑えるよう、カメラが入る瞬間に細心の注意を払います。
つらい方には、鎮静剤を使用することでうとうとした状態で検査を受けていただくことも可能です。
すべては、「また受けてもいい胃カメラ」のために取り組んでいます。

なぜ胃カメラを「また受ける」のか?
すべての方が、毎年胃カメラを受けなければならないわけではありません。
しかしながら、胃癌の発生リスクが高いピロリ菌感染、除菌後の慢性胃炎の方や、食道癌リスクがあるバレット上皮がある方など、経過観察が病気の発見や進行の確認のために必要な方にとって、定期的に胃カメラを受けなければならないことが、とても気が重いイベントになるのは理解しています。
ここの検査なら次も受けてもいいと思ってもらえるよう、当院では「また受けてもいい胃カメラ」を目指しています。
当院の胃カメラの流れ
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01まずはご予約から
当院の胃カメラは、初診の方でもネット予約が可能です。お電話でのご予約もできます。
いきなり胃カメラは敷居が高い方は、一度受診してもらい、診察の中で相談して予約することも可能です。
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02私たちが検査前に知りたい情報
予約をいただいて、受診→診察→検査という流れになりますが、私たちが検査をする前に、事前に知っておきたいことがいくつかあります。
持病のある方は、日ごろ飲んでいる薬の情報が大切になります。特に血液をサラサラにする抗血栓薬を飲んでいるかどうかは、組織検査が必要になった際には必ず知っておきたい情報です。また、食道や胃の手術を受けたかどうかも、大切な情報です。
これらは検査の前に私たちから必ずお聞きする内容ですので、受診の際にはお薬手帳を持参されることをお願いします。
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03検査前日の準備
基本的に午前中の検査になりますので、夜の21時以降はお食事を控えてください。
水分は水やお茶は構いませんが、アルコールは控えてください。
就寝前の薬は飲んでいただいて大丈夫です。
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04検査日
前日からの続きになりますが、朝食は食べないでください。コップ一杯程度の水、お茶(玉露などは控えてください)は構いませんが、牛乳などは飲まないようにお願いします。血圧・心臓の薬など必要な内服は飲んでいただいて構いませんが、空腹になっているので糖尿病の薬は飲まないでください(普段飲んでいる薬については、不明な点があればお問い合わせください)。
検査で胃や腸に空気が入るため、おなかの締め付けが苦しい服装は避け、リラックスできる服装をお勧めします。
鎮静剤をご希望の方は、検査当日は自家用車、オートバイなどの運転をお控えください。
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05検査前の準備
来院後、検査前の確認を看護師が行います。
検査前に事前に診察が済んでいる場合は、内視鏡室に案内されます(当日検査予約の方は診察からになります)。その際、鎮静剤をご希望される場合は、点滴をつなげます。
胃の粘液を取り除く薬を少量飲んでいただき、喉の麻酔を行います。鼻からの場合は鼻にも麻酔を行い、鼻の通りを確認するチューブを挿入します。
検査ベッドに横になり、血圧の測定などを行います。
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06検査(5~10分程度)
当院の検査では、なるべく声掛けを心がけています。
お返事する必要はないので、のどや肩の力を抜いて、呼吸に集中してもらうと良いと思います。
看護師も常時傍につき、検査が楽に受けられるようにケアをします。
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07検査終了
お疲れさまでした。
検査終了後(鎮静剤を使った場合は30分~1時間程度の休憩をします)、診察室で画像を見せて検査の説明をします。
喉の麻酔が切れる60分後までは、むせこんでしまう事があるので飲食をしないでください。
組織検査を行った場合、だいたい一週間後に結果説明のために再診してもらいます。





