こんにちは、松原です。
いよいよ師走ですね。
街はクリスマス商戦真っ只中のようです。
ブランチ月寒も冬景色になってきました。
さて、本日はインフルエンザについてお話しします。
前回は予防やワクチンの重要性をお伝えしましたが、本日は罹ってしまった時のお話をしましょう。
当院でも、インフルエンザで受診される方が増えてきております。
月並みですが、インフルエンザの症状は以下となります。
- 急性発症の発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、空咳、のどの痛み、だるさ、鼻水
風邪と同じような症状で、症状が強く出るというイメージで結構だと思います。
通常は免疫力で治りますが、高齢者や5歳未満のお子さん、妊婦さん、肺や心臓の慢性の病気をお持ちの方、糖尿病の方、悪性腫瘍などをお持ちで免疫力が低下している方は、重症化する可能性が上がります(ワクチンを打ちましょう)。
重症化すると、肺炎や脳症などの致死的な状態になることもありえる病気です。
しかしながら、健康な方はほとんど自然に改善するので、必要以上に恐れなくても良いと思います。
インフルエンザは飛沫感染なので、インフルエンザにかかった人のくしゃみを浴びた…となると、インフルエンザにかかる可能性があります。発症までは平均的に2日くらいと言われます(咳エチケットが大切です)。
インフルエンザにかかってしまった場合は、原則症状にあわせた治療になります。
健康な人はオセルタミビルなどの抗ウイルス薬は必須ではありませんが、発症48時間以内に投与することで、熱が出る期間を約1日短縮することができます。重症化するリスクのある方は、投与することが推奨されます。
(ウイルス薬の種類は数種類ありますが、これについては昨年のパンデミック騒ぎも踏まえ諸説あるようなので、詳細は他の情報源に譲ろうと思います。)
多くの方にとっては「強めの風邪」ですので、解熱薬や麻黄湯などの対症療法で改善します。
当院では上記を踏まえて、抗ウイルス薬の扱いは患者さんと相談した上で決めています。
繰り返しになりますが、重症化を防ぐためにもワクチンは有効であり、罹ってしまった方は周りの人に感染を広げないよう、マスクをして咳エチケットしましょう。冬季間は、手洗いをこまめに行うと良いでしょう。
当院のインフルエンザワクチンの在庫確認をしたところ、予定通り11月末で予約が終了しそうです。残りわずかですので、お早めにお問い合わせ下さい。
忘年会シーズンも間近ですが、皆様お体には気をつけてお過ごし下さい。