こんにちは、松原です。

どうも最近シリアスな内容ばかりになってしまい、これではいかんと思うのですが、世の中がこれほどの影響を受け続ける時代に直面し、やはり真剣に向き合わざるを得ないとも感じます。

こう書き始めると、またか!と言われてしまうので、今日は当院の新しい取り組みへの前向きな気持ちを、書いてみたいと思います。

7月から月2回ですが、土曜日に内視鏡医の応援が入ります。
診察、検査を私一人で行ってきましたが、いよいよ分業しないと、ご要望の多い土曜日が回せなくなってきました。
そこで、私の旧知の医師に依頼して、水面下で進めてきたプロジェクトが形になります。

私自身の気持ちとしては、三年近く一人医師体制でやって来たので、わずかな時間でも診療を完全にお任せ出来る医師がクリニックに来られる事に、万感の思いです。
交代で二名来られますが、私もよく知っている、頼りになる先生方です。一名は女性医師であり、男性医師だと検査に気後れされる女性の方にも、朗報だと思います。当院の新たな魅力を、お越しになる皆さんに提供できる事が、私の今一番の楽しみです。

コロナに纏わる事象から、この二年間の間で医療の問題点が浮き彫りになりました。良かれと思っても、結果的に医療が社会に足枷をかけてしまった事も、胸に刻まなければならず、顧みなければならないと思っています。そろそろ熱があったら診ない入れないという事も、潮時だと思います。

私の思いは当初から変わらず、当院の役割の一つは、かかりつけ医がいない事などで、受診が出来ず困っている人の受け皿になる事です。行き場所がなく、どこに最初に行くか迷う方は、当院に来られれば良いと思ってきました。
当院で完結できる事もあれば、相談だけで終わる事もありますし、当院で対処せず、すぐに大きな病院に送る事もあります。
それでも、町医者としてクリニックを開いている以上、最初の受け皿でありたいと思い、続けて行くつもりです。専門は消化器内科ですが、熱や風邪を診ることも内科医のお仕事だと思います。

ですがいずれキャパオーバーになれば、それも叶わず、当院のかかりつけ以外の方は、診れなくなってしまうかもしれません。
そのためにも、土曜日の検査拡充は、当院のキャパを広げ、理念の枠を広げる新しいスタートです。

皆さんのご理解とご協力も必要になりますが、良い場所を一緒に作って行く過程と思って頂ければ、これほど嬉しい事はありません。